電磁的記録不正作出という耳慣れない罪名で家宅捜索を受けてから1年。
もう無事に済んだかと思う頃に,刑事から警察署に任意出頭を指示され,取り調べを2回受けたところで強く不安を感じて末原先生を頼りました。
その後,別件で逮捕され,電磁的記録不正作出で再逮捕されて28日間,留置場で過ごしました。
別件については事実無根でしたが,刑事も検事も当初は全く取り合わず,初犯実刑もありうる中,末原先生からは,正直に話すことが一番重要,反論すべきことは反論する,迎合して罪を認めないことなど,繰り返し指導され,励まして頂きました。
保釈についても大変お世話になりました。
別件で不起訴に傾きかけてきた頃,検事が交代して,なにがなんでも起訴してやるとでもいうような頑固な姿勢に変わり,保釈を認めれば私が被害者に暴行脅迫に及ぶなどという理由までつけて保釈を阻止する意見書を出してきたせいで,当初は保釈が認められませんでした。
既に調書作成も終了しており,何もすることなく留置場にいて,時間が長く感じましたし苦痛でしたが,私や家族からの嘆願書をとりまとめ,裁判官に説明頂き,末原先生のご尽力のおかげで無事に保釈されました。
保釈されてから,外の世界では予想外に報道が大きくされており,親戚知人にも恥ずかしい思いはしましたが,別件の重い罪が不起訴となり,裁判も無事終了し,幸い仕事も見つかり,社会復帰することができました。
留置場ではベテランに囲まれ,「良い弁護士」を紹介してあげるなどとあれこれと世話を焼こうとする人もいました。
お誘いを断るのは,その後の留置場生活を考えても勇気がいることですが,こういう先生なのでと説明すると,いい先生だね,あなたが信頼して任せているのならいいんですよ,と理解を得られました。
末原先生にお願いして本当によかったと思っています。
今思えば,素人判断でタカをくくらずに,家宅捜索の直後に相談しておけばもっと良い結果になったという気もしています。
末原先生のおかげでぎりぎりのところで人生を棒にふらずに済みました。
本当に有難うございました。