この度は,痴漢行為という身勝手で卑劣な案件でお世話になりました。
初犯ということもあり,留置所で不安と後悔の念に押しつぶされそうになっていた所,末原先生が面会に来てくださいました。
そこで,「明日の昼頃には釈放されるように全力を尽くします。」「もし勾留されてしまっても,準抗告して早期に釈放されるようにします。」と力強くおっしゃってくださったことがとても頼もしく,安心したのを覚えています。
翌日,宣言通り昼頃に釈放されることになり,優秀な弁護士の先生だと実感しました。
その後も,末原先生は不起訴処分,被害者様との示談の成立のために真摯に対応してくださいました。
被害者様が大変お怒りになっているということで,起訴されてしまうかもしれない難しい局面でした。
しかし,謝罪文のご指導や各方面への手続きなど,迅速かつきめ細やかな対応をしてくださいました。
謝罪文の内容が自分本位なものになってしまった所は,「これでは被害者様に思いが伝わらない」と具体的かつ的確なアドバイスをしてくださいました。
また,謝罪文の推敲が深夜遅くになってしまった時も,丁寧にアドバイスをして頂きました。
このようなやり取りをしていく中で,自分の犯した罪がいかに重いものであるかということを身に染みて感じることができました。
再犯を防止するために紹介してくださった著書や,専門のクリニックでのプログラムは,身につまされるものですが,大変ためになりました。
著書を読むことを通して,痴漢とはいかにして起こるかを理解するとともに,今後どのようにして対応していくかの見通しを持つことができました。
事件を解決するだけでなく,自らを変える機会をくださった末原先生には感謝してもしきれません。
末原先生のご尽力の甲斐もあり,無事に示談が成立し,不起訴処分というこの上ない結果にたどり着くことができました。
末原先生には,「これで終わりではなく,これからが始まりです。今後一生再犯をしないことが唯一の償いになります。」ということを懇切丁寧にご教授して頂きました。
末原先生のお話を聞いて,これまでのずる賢くて卑しい自分と決別し,二度と再犯しないという決意を強くすることができました。
今後,新しい人生への一歩を踏み出すことができるのも末原先生のおかげです。
この御恩は一生忘れません。
本当にありがとうございました。