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事務局通信5

こんにちは,事務局の者です。

今月23日にイギリスで行われた国民投票は,EUからの離脱を支持する,という結果に終わりました。

昨年までイギリスに住んでいたこともあり,その結果を注視していました。

2年前に行われた,スコットランドの独立の是非を問う国民投票のときと同様,現状と変わらず,残留するという結果を期待していましたが,期待に反した結果になってしまいました。

ただ,報道されているとおり,若者たちや,都市部の人たちの多くは,EU残留を望んでいたようで,娘の友人たちは,誰一人として離脱派に投票しておらず,SNSは荒れ放題のようです。

ベルギー出身の友人は,もう母国へ帰ろうかしら,と残念そうに言っていました。

現在,EU域内の人の往来が自由なこともあり,本当に多くの外国人が,仕事を求め,経済的に豊かなイギリスへとやって来ています。

移民の人たちの大半は勤勉で,社会で活躍している人も多くおり,そんな状況をごく自然に受け止めているイギリス人に対し,私は懐の深さを感じていました。

一方で,移民に仕事を奪われた,EUが決めた法律を押しつけられた,といった不満が,一部の人たちの間でくすぶっていたのは事実かもしれません。

それに,通貨やテーブルマナー,車の左側通行などといった,大陸とは違った独自のやり方が大好きな国民にとって,自主的に国のあり方を決めることができるようになる離脱ということに,魅力を感じたのかもしれません。

ただ,EU離脱が決まった後,「What is the EU?」が,イギリスでの検索ワード急上昇の第2位になった,というニュースを目にしました。

そもそも,「EUを離脱すること」(検索ワード1位)や,「EU」それ自体の意味が,国民に広く理解されていたのか,甚だ疑問になるようなニュースです。

このような中で国民投票を実施し,世界を混乱に陥れたキャメロン首相の責任は,職を辞するだけで取れるようなものではないように感じます。

投票の結果は覆せないでしょうから,せめて,世界の国々と良好な関係を築いていけるような新しいリーダーが選ばれることを,願わずにはいられません。(事務局)

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