どんな場合でも,目的達成のためには,スカラーではなくベクトルで物事を考える必要があるように思います。
例えば,司法試験合格を目指すのであれば,①現在の実力はどの程度か(スタート),②司法試験に合格するためにはどの程度の実力が要求されるか(ゴール),③スタートからゴールに辿り着くためにはどのように進めばよいか,ということをまず考える必要があります。
①は,ロースクールの定期試験の成績などから,②は,過去問を解くことなどから,徐々に明らかになってきます。
あとは①と②を線で結べばいいだけ,と概念上は簡単な話ですが,進むべき道が目に見えているわけではないので,③こそが大きな問題になります。
もっとも,常にスタートとゴールを意識して進んでいる限り,蛇行しながらも確実に,ゴールに近づいていくことができるはずです。
反対に,このようなベクトルを意識せず,何時間勉強したか,というスカラーばかり気にしていると,特に司法試験のようなコースアウトしやすい試験においては,大苦戦を招く原因になります。
スカラーではなくベクトルを常に意識することが重要といえます。(末原)
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