神奈川県横浜市の末原刑事法律事務所公式サイト(刑事事件・少年事件に強い弁護士が適正な弁護士費用で迅速に対応・誠実に弁護いたします。神奈川・東京対応)

ご家族が逮捕されてしまったら,今すぐお電話を!

080-7990-4406

無料メール相談はこちら

初回電話相談は無料
9:00~23:00(土日祝対応)
対応地域:神奈川県・東京都

虫の目・鳥の目・魚の目

大学時代,教授から,3つの目の話を聞いたことがあります。

虫の目とは,物事を分析する力のことで,文章読解でいえば精読,経済学でいえばミクロ経済学,「木を見て森を見ず」でいえば木に相当します。

鳥の目とは,物事を俯瞰する力のことで,文章読解でいえば速読,経済学でいえばマクロ経済学,「木を見て森を見ず」でいえば森に相当します。

高校時代,古文の先生が「ミクロとマクロをクロスさせる」,漢文の先生が「微視的な視点と巨視的な視点を併せ持つ」ということをしきりにおっしゃっていましたが,虫の目と鳥の目を駆使することが,学問の基本にあるということだと思います。

もっとも,教授は,虫の目と鳥の目はそこまで珍しいものではなく,魚の目こそが最も重要である,とおっしゃっていました。

魚の目とは,潮流を読む力,先を見通す力のことです。

潮流に逆らったり,目的地とは異なるところに流される潮流に乗ったりしていては,成功はおぼつかないので,目的地に辿り着く潮流を常に探さなければならない。

このような趣旨の話だったと記憶しています。

先々のことまで考える,というのは面倒なことですし,仕事などであまりに過酷な毎日を送っていると,目の前のことで精一杯,ということにもなりがちです。

時には魚の目を閉じ,目の前のことを片付けることに集中する,ということも必要かと思います。

ですが,いつまでも魚の目を閉じたままだと,努力が報われない環境に自身を置いてしまったり,結果に結びつきにくい努力をしてしまったりして,損をすることが多くなってしまいます。

自分は一体どこに行きたいのか(目的),そこに辿り着くためにはどの潮流に乗って進めばいいのか(手段),という視点は,何かを達成したいときには非常に重要なものだと思っています。(末原)

top