私は電車での盗撮行為により鉄道警察隊に捕まりました。
私の場合,抵抗せずに容疑を認めていたため,逮捕される事はなく取調べを終えた後は在宅捜査となりました。
当日の取調べを担当した警察官から,「よく弁護士に依頼する人がいるが,あまり意味がないのでやらない方がいい」と言われました。
私は,初犯で今まで警察に捕まったことはなく,しばらくは冷静な判断ができずにいたため,警察官の言葉をそのまま信じ込んでいました。
しかし,2週間ほど経って気持ちが少し落ち着いた頃に改めてインターネットで盗撮について調べた結果,初犯で示談が成立していれば,不起訴処分となることが多いことを知りました。
私には,妻と子供がおり,大切な家族のためにも前科をつけたくないという思いが強く,末原先生に弁護をお願いすることにしました。
末原先生からは,謝罪文の作成や通院治療の紹介,更生計画書の作成などをご指導いただきました。
時には私の認識の甘さや対応の遅さについて的確なご指摘を受けながら,約3か月お世話になりました。
結果として,被害者様と示談交渉をするまでには至りませんでしたが,作成した謝罪文と更生計画書の内容から判断され,不起訴という結果になりました。
示談ができない状況になっても末原先生は冷静に時間をかけて対応してくださいました。
捕まってから処分が下るまでの3か月は非常に長く辛い日常生活を送っていましたが,末原先生の的確なアドバイスを信じて取り組んだ結果として,不起訴処分となり,心より感謝申し上げます。
しかし,処分よりも大切なことは,二度と同じ過ちを犯さない,同じような被害者の方を出さないために,これからの再犯防止に向けた取組みが大切だということを末原先生から言われ,その通りだと思いました。
今後,二度と末原先生のところに出向くことがないよう心に誓い,1日1日正しい生活を送っていこうと思います。
この度は色々とお世話になり,本当にありがとうございました。