昨日,「事例から学ぶ交通事件の弁護―科学的弁護活動の追求」というセミナーに参加しました。
交通事件に携わる警察官は非常に少なく,鑑定人を任せられるようなまともな専門家も中々いない,という悲惨な実態があること,データにかかっているバイアスには,常に注意しなければならないこと,経験に頼り過ぎることなく,丁寧に事件に当たる姿勢が重要であること,自動車運転死傷行為処罰法の構成要件は,非常にあいまいで批判が多いこと,などを学びました。
交通事件における様々な科学的弁護活動について学ぶことができ,刑事弁護士として得るところの多いセミナーでした。
自身の眼力を過信せず,力不足を補うための不断の努力をするのが弁護士の基本姿勢である,ということを改めて肝に銘じ,今後の職務に当たりたいと思います。(末原)
対応地域:神奈川(横浜・川崎・相模原・横須賀・小田原・保土ヶ谷・鎌倉・藤沢・平塚・厚木・戸塚・大船・逗子・久里浜・茅ヶ崎・海老名など)及び東京